2019年12月10日(火)、第26回アロマテラピー展が開かれました。
会場は今春からあらたに始まった神楽坂にある新潮講座の小ホールで、ケミリー園子のアロマ調香講座(公開)に続けて午後5時から開催され、講座の受講とアロマ作品の鑑賞をかねて、多くのお客様でにぎわいました。
今回のテーマは、「名作の香り~The scent of masterpieces~」
小説の世界を香りで表現した力作が7点出品され、大好評を得ました。
まず初めに、作品展の写真からご紹介します。
次にアロマコンペティションです。エントリーは6人、それぞれが小説をひとつ選んでその世界をお題の「ベルガモット」ブレンドで表現しました。
出席者投票の結果、優勝金1万円を手にしたのは佐藤芳孝氏(NHK青山と新潮講座の両方を受講中)で、Kazuo Ishiguroの小説『Nocturnes』夜想曲集の世界を香りで見事に表現し、圧勝でした。
処方は「ベルガモット6滴+パルマローザ5滴+プチグレン1滴+ムスク(龍涎香)」でした。※ムスクは新潮の調香講座で特別に学習しました。
他は『月と六ペンス』サマセット・モーム、『嵐が丘』エミリー・ブロンテ、『オズの魔法使い』ライマン・フランク・ボーム、『オペラ座の怪人』ガストン・ルルー、『長い坂』山本周五郎で、いずれもベルガモットの香りを生かした素晴らしい香りでした。
最後に、今回のアロマテラピー展の模様を載せておきます。
今年もたくさんの幸せな香りに包まれた、アロマテラピー展となりました。
撮影:金田一敦子、菊池遼太
総合指揮:ケミリー園子